6月19日の朝日新聞(25面)より
自然の中で遊んだ体験がなければ、自然の大切さを皮膚感覚として理解することなんてできません。知識として分かってても五感として感じなければ、自然を愛する心や環境を守ろうとする気持ちはわくはずはありません。
森に入る。ひんやりとした空気が体を包む。歩くと土がふわふわしている。虫がいる。その虫が土を肥えた土壌に変えていることを知る。その土壌によって木ががっちり根をはり大量の水を蓄える。生い茂る葉が炭酸ガスを吸って、新鮮な酸素を放出する。
頭でなく、森の中にすっぽりつかって考える。「原体験」があるから想像力が喚起され、生きる力も育つ。「野に出て自然と戯れろ。環境を学ぶということはそこからしか始まらない」

こういう記事が新聞に載るということが、問題だと思う。(記事の内容ではなくて、、、)こういう記事が載らなければならなくなった街を作ってしまった大人が問題だ。子供は悪くない。

ぼくは、もう大人の中に入る歳になりました。いったい自分には何ができるのか?
これから何をするべきなのか?



「ひきこもり」についての勉強会に参加しているのですが、そこでも大人の責任、親の責任の重さについて痛感させられます。



僕ができることをまずは想像してみる。

困った時は、自然をお手本に考えてみる。


僕の原体験は、瀬戸内海と狭く急な坂道とその先にそびえる山です。

そんな原風景にもどりつつ、無力な自分を感じます。

一つの救いは、ぼくの写真が、微力ながらも役に立ちそうだということが見えてきたこと、、、。